働き盛りはさっさと見つける

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受診控えがまねくもの

コロナウイルスの感染を嫌い
検診控えが起きてるそうです。

他の疾患で受診したら、
それがきっかけで
別の病気が見つかることもある。

その中に”がん”が見つかることも
当然ありますから、

あちこちで検診や受診控えが
おきていたら、

がんの病期(ステージ)が
進行した状態で見つかるひとが
増えてしまいそうです。

「5年生存率」という名で
がん患者者の5年後の生存率の
統計結果が毎年発表されています。

このコロナ禍をおえた後に
発表される「5年生存率」は、
悪化するのではないでしょうか。

過剰になるのも考えもの

記事を抜粋します。

「早期がんで症状があることはまずなく、検診をやらない限り、がんを早期で見つけることはできません。(略)」

AERAdot. 2021.2.4 08:02配信

まあそのとおりです。

”がん”が小さい状態では、
検査機器で検出しにくい。

学生には顕微鏡の話で
お伝えしています。

レンズをくるくる回転しても、
見える大きさに限界があるように、

医療検査の機械にも
検出できる限界があります。

CT検査では5ミリ以上
にならないと見つけにくい。

私のがんの肺への転移は、
そう聞いていたとおりに、

8mmの大きさの白い影
となりようやく見つかりました。

ですので、何でもかんでも
見つけられるものではない。

早く見つけようと躍起になり、
過剰に検査をうけることが、
かえって害になります。

いずれ平等にやってくる

記事を抜粋します。

がんの進行は種類によって異なるが、多くの場合、微小ながん細胞が1センチの大きさになるのには10~20年かかる。しかし、1センチが2センチになるのには、わずか1、2年。1個が2個、2個が4個、4個が8個……と倍々ゲームのように増えていくため、進行するほどに急激に増殖していく。

胃がんの場合、早期(ステージI)で発見した場合の5年生存率が97.7%であるのに対し、進行後(ステージIV)では6.6%にまで低下する。がんが1~2センチの早期のうちに発見することが、予後を大きく左右する

AERAdot. 2021.2.4 08:02配信

私を斬ってくれた
呼吸器外科の先生は、

大きさが2センチ超えると暴れ(転移し)だす。
それままでに斬ればまあ大丈夫。 

そう説明してくれました。

手術、抗がん剤治療

どちらも何度も経験済みですが、
年老いてからでは、

もっとツラいです、経験上。

日帰りで抗がん剤を投与する
外来化学療法センターに1年間通いました。

治療中は年配の方を大勢
見かけました。

みんな一様に、ツラそうに
ベッドに横たわっておられました。

治療に向き合うには体力が要ります。

いずれがんを患うなら、
働き盛りの歳には、

定期的に検診うけて、
さっさと見つけたほうがよいです。

また、現在検診年齢に上限はないが、これまで検診を受け続けてきた人に対しては、ある年齢になったら「卒業」を考えてもいいと、中山さんは指摘する。
「たとえば胃がん検診は75歳、大腸がん検診は80歳くらいで卒業してもいい。内視鏡を使用するリスクが、早期治療による救命のメリットを上回るからです」

AERAdot. 2021.2.4 08:02配信

ただ、こういう事実も確かです。
どこかで検診を諦めたほうがいい。

治療だって同じ。

メリットとデメリットを天秤にかけ、
諦めたりやめたりする時は、
いずれ、平等にやってくるのです

この風景のいちばん奥に、
私のかかりつけの病院があり、
沢山の同志が治療を続けておられます。

私もあと5年、
少なくともあと5年通い続けます。

がんばります。

私の思い

がん治療に触れるときは、
リアルを包み隠さず伝えます。

明るい話も深刻な話も全て。

それが首の皮1ミリ残して
かろうじて生かされている者の、

”命の始末の付け方”

だと考えています。

ここで綴る病状が、
同じ病の誰かの役に立てば良いと思っています。

見知らぬあなたの”もしも”に
少しでもお役に立てればと綴っています。

ではまた。

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