学ぶ努力に知る努力

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ステージ4大腸がんに吉報

こんな記事を見つけました。

いい話が明らかになったもんだ。
(遠い目)

これが本当なら、いや本当らしいが、
無益な殺生が減らせるというもの。

まるっとを抜粋、こう書いてあります。

日本人のがんで最も多い大腸がんは、がんが最も進行したステージ4で転移したがんが切除不能な状態であっても、大腸の原発巣が切除可能であれば、切除手術が多く行われている。ところが、原発巣による症状がない場合には、手術をしてから抗がん剤治療を行う治療法は、手術をせずに抗がん剤治療だけを行う方法に比べて、生存期間に差はないうえ、治療に伴う合併症の頻度が高く重いことが、日本臨床腫瘍研究グループ(JCOG)の研究で分かった。

ヨミドクター 2021年2月17日

がんを患っていないひとには
なんのこっちゃ分からんでしょうけど、

原発巣って、地震で例えると震源地。

最初にがん化した場所のことです。

がんが放置されて成長、
大きさが2センチほどになると、
転移する能力を獲得します。

転移にはパターンが3つあります。

(1)お隣の臓器に転移

(2)がん細胞の一部が血流にのって漂流して、
   その先につながる臓器に漂着

(3)がん細胞がリンパの流れにのって漂流して、
   その先につながる臓器に漂着

特に(2)と(3)のように、
遠くの臓器に漂着することを
遠隔転移と呼び、

漂着した場所で成長しがん化したら
”転移巣”と呼んでいます。

たとえるなら、がんの単身赴任?

なんだかしっくりこないですね。

あちこちにばら撒かれたがんの種が
芽吹いた状態

こちらの方がしっくりきますね。

私の患う大腸がんの遠隔転移先は
ほぼほぼ決まっています。

大腸と血管やリンパ管でつながる、
近隣のリンパ節、肝臓、肺、脳です。

プロの仕事とはなにか

原発巣による症状がない場合に手術すべきかどうかについては、これまで世界的にも十分な科学的根拠が示されないまま、現実には手術が多く選択されてきたという。今回の研究は、(中略)これからの標準治療となることが示された。患者にとって、利益がないにもかかわらず合併症のリスクは増える不要な手術を避けることができる意味は大きい。

ヨミドクター 2021年2月17日

原発巣と転移巣
手術可能なら両方とも切りとっちまえ。

両方とも切除可能な心身状態なら
外科手術で取り除く。

これは正しい。

この記事の想定しているのは、
転移巣が切除できない場合の原発巣の
扱いについて。

症状が出ていない原発巣も、
四の五の言わずに切っちゃえって。

つまり、
これが盲目的に選ばれていた。

でも調べてみたら、
生存期間を延ばすほどの効果は
なかったの。

科学的根拠はないけど切ってました。
ゴメンねテヘペロ

ってやつですね。

がん診療連携拠点病院のデータではステージ4の大腸がんの約9割は治癒切除が不能とされ、その半数以上は無症状だが、現実には約7割に原発巣切除の手術が行われてきた。外科医はもともと手術を選択したがる傾向にあることや患者の側にも希望するケースが多いことがその理由だという。

ヨミドクター 2021年2月17日

百歩譲って、

思考停止して医師に身を委ねる
患者側も悪いのは疑いようがない
と思いますが、

情弱な素人が医者にいわれたら、
「そりゃそうだろう」って
素直に受け入れてしまうでしょう。

クライアントの間違った認識を、
専門知識で正してあげる。

そして正しい判断材料を示す。

これがプロの仕事ではないか。

臨床データがなく真偽不明のまま、
盲目的に外科手術を選択してた・・・

めちゃくちゃ怖い話です。

患者も学びましょう、知りましょう

研究結果が論文として発表されたことで、診療ガイドラインの改定へとつながるとみられる。金光さんは「ガイドラインが改定されれば、多くの医療者の診療態度が変わっていくことが予想される」などとして科学的根拠に基づく治療法普及への期待を述べた。

ヨミドクター 2021年2月17日

私の大腸の原発巣手術と、
肺の転移巣手術は正しくて、

今回示されたケースとは
容態が異なるのですが、

もし、今後、このケースに当てはまったら、
もう、手術を拒否することもできます。

研究結果が示してくれたことは
ホンマにありがたいです。

ああ、知らないことがこんなに
恐ろしいなんてwww

繰り返しますが、
思考停止して医師に身を委ねる
患者側も悪いのは疑いようがない
と思います。

患者側にも学ぶ、知る努力が必要

今回の研究結果が、そのことを
示唆しているようでなりません

ではまた。

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